すべてが消える。自分の身体が変わっていく。名セリフメモ「リトルダンサー」

面接官

「ダンスをしているとき、どんなことを感じるか?」

 

ビリー

「わからない・・・  いい気分になる

 最初は少し硬いけど、だんだん、すべてを忘れて、

 

 そして・・・

 

 すべてが消える

 何もかもが

 

 自分が変わって、

 身体の中に炎がともるような

 そして、宙を飛んでいるような

 鳥のように

 電気のように

 

 そう・・

 電気のように 」

 

主人公がバレエ学校の入試面接で話す言葉。

まだ11歳の主人公が、たどたどしく自分の感覚を語る。

 

ここまでのシーンで主人公が置かれている環境を色々と見ていることで、かなりグッと来るシーンになっているわけですが、

この、「すべてが消える」という感覚は、何か表現をする人、あるいはそうでなくても高い集中状態にある人、には共通する感覚のような気がします。

自分という存在が消えて、宙に溶け出していく感覚。